自転車保険の家族型とは?個人型との違いと選び方をわかりやすく解説

投稿日:2026年7月21日

自転車保険 家族型

家族が日常的に自転車を利用している家庭の場合、自転車保険の「家族型」の加入も選択肢の1つとなります。

家族それぞれが自転車事故の加害者または被害者になる可能性があるため、「個人型」だけでなく家族全員を補償対象とする「家族型」も検討してみることをおすすめします。

本記事では、自転車保険における家族型と個人型の違いや、家族型に加入するメリット、商品の選び方などを解説していきます。

この記事の監修者
石野恆正
石野恆正さん

外資系生命保険会社の営業として、多くの家庭のライフプランの作成や保険の見直しサポート、新規提案などを経験。現在は独立し、生命保険、医療保険、社会保障制度を始めとする豊富な知識に加え、自身の資産運用の経験を活かしながら、金融関連記事の執筆や監修などを行っている。

石野恆正

自転車保険の家族型とは

自転車保険とは、一般的には自転車走行中の「自分のケガへの備え(傷害保険)」と「相手への損害賠償への備え(個人賠償責任保険)」がセットになっている保険のことを指します。その中でも家族型は、1つの契約で家族複数人をまとめて補償対象にできるタイプを指しています。

主な補償内容は、自転車事故によって他人にケガをさせたり、物を壊してしまったりした場合の個人賠償責任補償です。家族それぞれが、日常生活の中で自転車を利用することを想定した保険設計となっているものが多く見られます。

では、自転車保険の家族型の補償対象範囲や必要とされる背景を確認していきましょう。

補償の対象範囲

自転車保険の家族型の補償対象者は、その名のとおり契約者(被保険者)とその家族になるのが一般的です。

au損保の自転車向け保険の「家族タイプ」では、以下の方が対象となっています。

  • 被保険者本人
  • 本人の配偶者
  • その他親族

なお、「その他親族」に該当するのは以下の方です。

  • 本人またはその配偶者の同居の親族
  • 本人またはその配偶者の別居の未婚の子

学生などで同居をしていない子どもでも、未婚であれば補償対象者になります。

必要とされる背景

家族型の自転車保険が必要とされている背景として、まず自転車事故による高額賠償リスクの増加が挙げられます。近年、自転車事故で数千万円から1億円近い損害賠償が命じられるケースもあり、子どもが起こした事故でも、保護者が監督責任を問われる可能性があります。

こういった背景により、多くの自治体で自転車保険の加入義務化が進められています。2026年3月現在、34の都府県で自転車保険への加入が義務付けられています。

au損保が行った調査によると、自転車保険に加入している方の割合は全国で64.2%でした。とくに、義務化地域での加入率が高い傾向にあり、義務化されていない地域との差が大きくなっているのが現状です。

関連ページ:「au損保、自転車保険加入率を調査」

関連ページ:「自転車保険の賢い選び方 世のママに聞いてみた わが家の自転車事情」

家族型の自転車保険に加入する4つのメリット

家族型の自転車保険は、契約者本人だけでなく家族まで幅広く補償をカバーできるのが最大の特徴です。加入するメリットとして、主に次の4つが挙げられます。

  • 保険料を抑えやすい
  • 家族で事故に備えられる
  • 子どもの予期せぬ事故に対応できる
  • 更新手続きや管理を効率化できる

家族型の自転車保険を有効活用できるよう、メリットについて詳しく確認していきましょう。

保険料を抑えやすい

家族型の自転車保険は、家族が個別に「本人タイプ」に加入するよりも保険料を抑えやすいというメリットがあります。

たとえば、au損保の自転車向け保険「Bycle Best(バイクル ベスト)家族タイプ」の場合、月額2,590円〜で家族全員を補償対象にできます。

では、家族型の保険に加入した場合と、家族が個別に加入した場合とではどのくらい差が生じるのか、家族4人を対象とする場合の保険料を比較してみましょう。

▼au損保の自転車向け保険「Bycle Best(バイクル ベスト)ブロンズコース」の場合

タイプ 月額保険料
本人タイプに4名が個別で加入 3,440円
家族タイプに加入 2,590円

家族4人の場合、家族タイプのほうが25%程度月額保険料を抑えられていることがわかります。補償対象にしたい家族が多いほど、コスト軽減効果が期待できるでしょう。

関連ページ:au損保の自転車向け保険「Bycle Best(バイクル ベスト)」保険金額と保険料

家族で事故に備えられる

家族内で自転車を利用する方が多い世帯では、1つの保険で家族全体の補償を付けられるのがメリットです。世帯によっては、子どもが通学や習い事で自転車を使うほか、親も通勤や買い物で日常的に自転車を利用している家庭もあるでしょう。

家族それぞれの加入状況などを気にする必要がなく、安心して自転車を利用できます。

子どもの予期せぬ事故に対応できる

子どもによる日常生活上の思わぬ事故に起因した損害賠償リスクに備えられる点も、家族型に加入するメリットです。

子どもでも、自転車に乗っているときなど、思わぬ事故を起こす可能性があります。実際に、相手にケガをさせたり物を壊したりした結果、高額な損害賠償が発生したケースも過去に存在します。

家族型の自転車保険の加入は、未成年の事故による賠償リスクに、家族単位で備えたい方におすすめです。

更新手続きや管理を効率化できる

家族型の自転車保険に加入することで、保険料の払い込みや更新手続きなどを効率よく行えます。

仮に家族それぞれが個別に自転車保険に加入すると、契約内容や更新時期がわかりにくくなり、管理が煩雑になりがちです。契約内容がそれぞれ異なると、事故を起こした際に混乱してしまうこともあるでしょう。

しかし家族型であれば、1つの契約で家族全員を補償できるため、保険の管理もシンプルになります。

自転車保険の家族型と個人型のメリット・デメリット比較

自転車保険の家族型と個人型にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、理解したうえで選択することが大切です。

ここでは、au損保の自転車向け保険の「本人タイプ」と「家族タイプ」を例に、メリット・デメリットを比較していきます。

本人タイプ(個人型) 家族タイプ(家族型)
補償の対象
  • 記名被保険者(※1)本人のみ
  • 被保険者本人
  • 本人の配偶者
  • その他親族(※2)
メリット
  • 「自分はよく自転車に乗るから補償を手厚くしたい」など、個人の利用状況やリスクに合わせてプランを設定できる
  • 本人タイプに個別で加入するよりも保険料をリーズナブルに抑えやすい
  • 加入や更新の管理をまとめて行える
デメリット
  • 家族全員が個別に本人タイプへ加入すると、結果的に保険料が割高になる傾向がある
  • 加入や更新の管理が煩雑になりやすい
  • 個人ごとに補償の内容やプランを設定できない

※1 記名被保険者:保険証券などの記名被保険者欄に記載されている方

※2 その他親族:本人またはその配偶者と同居の、本人またはその配偶者の親族(6親等内の血族・3親等内の姻族)、本人またはその配偶者と別居の、本人またはその配偶者の未婚(これまでに婚姻歴がないこと)の子ども

このように、自転車保険の「個人型」と「家族型」には、コスト面や管理のしやすさ、利便性などにおいて違いがあります。自身や家族の状況と照らし合わせたうえで、どのタイプを選ぶかを検討するとよいでしょう。

家族型の自転車保険の選び方

家族型の自転車保険を選ぶ際は、補償対象となる家族の範囲を正確に把握することが大切です。

ここでは、家族型の自転車保険の選び方として、以下5つのポイントをご紹介します。

  • 個人賠償責任補償
  • 傷害保険
  • 補償の対象範囲
  • 示談代行サービス
  • 他保険との重複

1つずつ見ていきましょう。

個人賠償責任補償

個人賠償責任補償とは、日常生活上の事故により、自分や家族が他人にケガをさせたり他人の物を破損したりした際など、法律上の損害賠償責任を負った場合の補償です。

自転車に乗っているときに起こした事故で、相手にケガや物損などの損害を与えた場合でも補償対象になります。

過去に自転車事故で約9,500万円の賠償を命じる判決が出た事例があることから、補償額は1億円以上に設定することが望ましいといえます。

関連記事:「自転車保険と個人賠償責任保険の違いや、自転車傷害特約について解説」

傷害保険

傷害保険は、自転車事故などによってケガをし、手術をしたときや、死亡したり後遺障害を負ったりしたときなどに保険金を受け取れるものです。

個人賠償責任補償は事故の相手方のための補償ですが、傷害保険は自分のケガなどに備えられるものです。

au損保の自転車向け保険「Bycle(バイクル)シリーズ」の傷害保険は、自転車走行中以外の交通事故も補償の対象となっています。たとえば、歩いている際に他人が乗っている自転車にぶつかりケガをしたなど、自転車に乗っているとき以外での交通事故でも補償が受けられます。

ただし、保険会社のプランによって補償内容は異なるため、歩行中の事故は対象外というケースもあります。

傷害保険を検討する際には、補償内容や範囲について十分に比較しましょう。

補償の対象範囲

「家族型」といっても、保険会社によって「家族」の定義が異なります。そのため、自身の状況に合った補償範囲となっているかチェックすることが大切です。

たとえば、別居の未婚の子どもの場合や、子どもが一人暮らしの学生の場合などが含まれるかなどは必要に応じてチェックしましょう。

また、対象となる家族の年齢の上限や下限が設定されていないかについても、加入前に必ず確認することをおすすめします。自転車保険の中には、年齢制限が設けられているケースもあるため、小さい子どもや高齢の親も補償の対象としたい場合は、忘れずに確認する必要があります。

示談代行サービス

補償内容に「示談代行サービス」が付帯されているかも忘れずに確認しましょう。

示談代行サービスとは、自分や家族が加害者になってしまった際に、保険会社が相手方と交渉してくれるサービスです。

示談代行サービスがなく自分で専門家への依頼などもしない場合は、自分たちで直接、被害者や相手方の保険会社と交渉をしなければなりません。

自転車保険を検討する際、示談代行サービスが付帯されているか、確認することをおすすめします。

他保険との重複

自動車保険や火災保険などすでに加入済みの保険商品に「個人賠償責任補償特約」が付帯している場合、すでに家族全員の賠償責任補償がカバーされているケースがあります。補償が重複していると、保険料を二重に払うことになるため事前に忘れずに確認しましょう。

なお、補償が重複していても、受け取れる保険金が上乗せされるわけではありません。仮に自動車保険の付帯保険で1億円、自転車保険で1億円の補償が付いていたとしても、損害額を超えた補償は対象になりません。

家族型の自転車保険加入は選択肢の1つ

家族の中に自転車を利用する方が複数人いる世帯では、家族型の自転車保険に加入するのも1つの方法です。それぞれが個人タイプに加入するよりも保険料を抑えられるほか、補償内容の把握や管理などがしやすくなります。

ただし、保険会社によって補償範囲が異なったり、年齢制限が設けられていたりすることがあるため、契約前に十分比較検討することが大切です。示談代行サービスは付帯しているか、他保険との重複がないかも忘れずに確認しましょう。

au損保の自転車向け保険「Bycle(バイクル)シリーズ」

自転車保険をご検討であれば、au損保の自転車向け保険「Bycle(バイクル)シリーズ」をぜひご検討ください。

【au損保の自転車向け保険「Bycle(バイクル)シリーズ」の特長】

  • 全プランで個人賠償責任補償が2億円以上
  • 「示談代行サービス」付きで万が一の事故の際も安心
  • 自転車事故だけでなく、日常の事故に備えたプランもご用意
  • 自転車ロードサービスが無料付帯
  • 法律相談費用・弁護士費用等の補償があるコース、プランも

Bycle(バイクル)シリーズは、お客さまのライフスタイルに合わせて3つの商品ラインナップをご用意しています。商品ごとの保険料や補償内容については、以下にて詳しくご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

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