自転車を手にしたら、思いきり走りを楽しんでみたいのですが、どうしたらいいでしょうか?
楽しく走るためには、何よりも安全への意識を変えることが先決です。
乗りはじめの時期は、速く走ろうとついスピードを出しすぎてしまいがちですが、落車や怪我をしてしまうと、自転車に乗るのが楽しくなくなってしまいます。
春ということもあり、新しい気持ちでまずは基本の安全な走り方から覚えましょう。
確かにそうですね。ではその「基本」からお願いします。
まず一番最初に意識したいのは、自転車というのは「道」を走るものだということ。
道には歩行者、バイク、クルマとたくさんの交通があり、段差や穴などたくさんの危険があります。
自転車もその交通の中のひとつだと認識して、自分だけが道を走っているのではなく、みんなと共有しているのだという感覚を持つことが大事ですね。
それは、つい忘れてしまいがちです…。
次に大切なのは、クルマに乗っている人に自分の存在を知ってもらうことです。
いま僕が積極的に取り組んでいるのは、自転車の後方で光るテールライトの装着です。
クルマとの事故で多いのは後方からの衝突。自転車の存在に気づかないままクルマが後ろからぶつかってしまうケースが多いんです。
「自分がここにいるんです」と知らせるテールライトは昼夜を問わず効果があります。
夜は特に効果がありそうですね。
ハンドサインの重要さもぜひ知ってください。
自分が止まりたいのか、曲がりたいのかを他の交通に伝えること。クルマのウィンカーだったら後続車が見ていて当然ですが、自転車では見られていない場合の方が多いと考えましょう。しっかり自分の意思を他者に伝えるのが大事です。僕はドライバーの顔まで見て、相手に自分の意思が伝わったと感じてから曲がるようにしています。
慣れてくれば意思の疎通も図れるようになりますよ。
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