自転車保険の入り方は?保険の加入方法や選び方を徹底解説

自転車事故で賠償請求が発生する事例に備えるために、全国の自治体で自転車保険の加入義務化が進んでいます。
そのため、自転車保険への加入を検討している人も多いのではないでしょうか。
しかし、いざ加入するとなると「どこで加入すればいいの?」「自分に合った自転車保険の選び方は?」などの疑問が浮かんでくる人もいるでしょう。
本記事では自転車保険の加入方法や選び方について分かりやすく解説します。自分に合ったプランを探している方は、ぜひ参考にしてください。

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自転車保険の入り方

自転車保険の手軽な加入方法として下記の3つの方法が考えられます。

  • インターネット
  • サイクルショップ
  • コンビニエンスストア

それぞれの特徴は次のとおりです。

加入方法 特徴
インターネット
  • 24時間365日いつでもどこからでも加入可能
  • 多くの保険会社のプランを比較できる
サイクルショップ
  • 自転車購入時に加入できる
  • メンテナンスと一緒にパックなどに加入できることも
コンビニエンスストア
  • コンビニエンスストアに備え付けの機械でいつでも加入可能
  • 申し込み後はレジでお金を支払うだけなので手続きが簡単

インターネットで加入する方法

自転車保険はインターネットで申し込みが可能です。保険会社や保険代理店のWebサイトなどから加入できます。
思い立ったら365日24時間、いつでもパソコンやスマートフォンから申し込めるため、時間や場所を選びません。
インターネット上には多数の自転車保険の情報が掲載されています。そのため、いくつかのサイトを比較し、自分に合ったものを選択できます。
普段からインターネットショッピングをしている人にとっては利用しやすい環境といえるでしょう。
保険の種類が多いため、どの自転車保険が自分に合っているのか分からない場合、どれを選択したらよいか迷ってしまい、結局選びきれないこともあるようです。

サイクルショップで加入する方法

自転車の購入時などにサイクルショップで自転車保険に加入できる場合もあります。
自転車購入時や買い替え時に同時に保険に加入できるため、入り忘れのない点でも安心といえるでしょう。また、厳選されたプランを紹介されることが多く、多数のプランを見て頭を悩ませることもありません。
ただし、補償内容を選択できないというデメリットもあります。複数の保険会社を十分に比較検討したいという方には向いていない加入方法かもしれません。
また、サイクルショップでは「TSマーク付帯保険」が販売されていることがあります。TSマークとは、自転車安全整備士による点検・確認が行われた自転車に貼り付けられるマークです。
一般的な自転車保険は「自転車に乗る人」に付くので、「加入した人がどの自転車に乗った場合でも」保険適用となります。
しかし、TSマーク付帯保険は、「TSマークが貼られている自転車に乗る人」が補償の対象となります。
加入者がTSマークの貼られていない別の自転車に乗って何かが起きた時には補償の対象とはなりません。また、TSマークの有効期間は1年のため、年に1回は自転車の点検整備を受け、TSマークを更新しなければならないので注意が必要です。

参照:公益財団法人 日本交通管理技術協会「TSマークのQ&A」

その他の加入方法

その他の加入方法として、お手軽に加入できるコンビニや保険の相談窓口など、ご自身に沿った保険加入方法を検討するのも良いでしょう。
コンビニから自転車保険に加入する場合、コンビニ店内にある機械を利用して申し込み、その後レジで保険料を支払うだけで簡単に加入できます。
ただし、加入できる保険は各コンビニが提携している保険会社のものに限定されます。複数の保険会社のプランを比較したい人には適していない加入方法かもしれません。

自転車保険への加入が必要な理由

近年、自転車事故に対して高額な賠償金が請求されるケースも起こりえます。そんな時に必要なのが自転車保険です。
ここでは、自転車保険への加入が必要な2つの理由をご紹介します。

  • 自転車事故で高額な賠償金を請求されるケースがある
  • 加入を義務化している自治体が増えている

それぞれ詳しく見ていきましょう。

自転車事故で高額な賠償金が請求されるケースがある

自転車事故を起こした場合、1億円近い高額な賠償金が請求されるケースも少なくありません。なかでも、自転車対歩行者事故を起こした場合に、重大な事故につながる例が多く見られます。
また、夜間の無灯火やスマホを見ながらの運転など、自転車に乗る際に守らなければいけないルールに違反しているために、事故につながる場合も少なくありません。イヤホンを付けて走行していたため、周りの音に気がつかず事故につながったケースもあります。
ここでは、具体的な事故事例を3つ紹介します。

概算判決認容額 事故の概要
9,521万円 夜間に11歳の男子小学生が歩道と車道の区別のない道路を自転車で走行中、
歩行中の女性と正面衝突 女性は意識が戻らない状態となった
(神戸地方裁判所、2013年7月4日判決)
9,330万円 夜間にイヤホンで音楽を聴きながら、男子高校生が無灯火で自転車を運転。
職務質問中の警察官と衝突 警察官は約2か月後に死亡した
(高松高等裁判所、2020年7月22日判決)
9,266万円 昼間に男子高校生が、自転車横断帯を利用せず車道を斜めに横断。
対向車線を自転車で直進していた男性と衝突 男性には言語機能の喪失等の重大な障害が残った
(東京地方裁判所、2008年6月5日判決)

事故の加害者が未成年であった場合でも、賠償責任は生じる点は押さえておきましょう。

参照:一般社団法人日本損害保険協会「自転車事故と保険」

加入を義務化している自治体が増えている

東京都や大阪府をはじめ、自転車保険への加入を義務化した自治体が増えています。
自転車事故により高額な賠償金が請求された場合、保険に加入していないと賠償が困難となることも少なくありません。
そこで、「被害者の保護」と「加害者の経済的負担軽減」を目的として、自転車保険の加入を義務化している自治体が増えてきているのです。
自転車保険の加入義務化に関する詳しい情報はこちら

「『自転車保険の加入義務化』ってなに?」

自転車保険を選ぶ時のポイント

自転車保険を選ぶ時に注意しておきたいポイントは何でしょうか。
「補償内容」「保険料」「付帯サービス」なども重要ですが、特に気をつけておきたいのは下記の2点です。

  • 補償対象者を誰にするか
  • 補償内容は十分か

それぞれについて詳しく見ていきます。

保険対象者を誰にするか

自転車保険には大きく分けて次の2つのタイプがあります。

  • 本人タイプ
  • 家族タイプ

自転車に乗る人が家族の中に1人しかいない場合、あるいは単身で他に家族がいない場合は「本人タイプ」の自転車保険を選択しましょう。
一方で、ケガの補償の対象となるのが契約者本人だけでなく「家族全員」となるのが家族タイプの自転車保険です。
家族全員が自転車を利用している場合には、家族タイプを選択するとよいでしょう。家族全員分の個人賠償責任や死亡・後遺症・ケガなどが補償されます。
家族タイプを選んだ場合、主に対象となるのは下記の方々です。

  • 被保険者本人
  • 被保険者の配偶者
  • 同居の親族(子供・親・孫・祖父母など)

保険会社やプランにより、条件は異なる場合があるので注意しましょう。

補償内容は十分か

先述したように、自転車事故を起こした場合、高額な賠償金が請求されるケースも少なくありません。加害事故を起こした時の補償である「個人賠償責任補償」の保険金額をはじめ、自転車保険の加入を検討する際にチェックしておきたいポイントは下記の3つです。

  • 加害事故を起こした時の補償
  • ご自身のケガの補償
  • その他、付帯サービス

加害事故を起こした時の補償

自転車事故の賠償は1億円近くになるケースもあります。故に、個人賠償責任補償の保険金額は最低でも1億円以上のものを選びましょう。
au損保の自転車保険は、自転車事故を含む日常生活の事故で法律上の損害賠償責任を負った場合に、ブロンズコースで最大2億円、シルバー・ゴールドコースで最大3億円を補償します。

ご自身のケガの補償

自転車保険に加入する大きなメリットの1つが「ご自身のケガの補償」です。事故によるケガなどが原因の入院や手術、後遺障害や死亡の補償が受けられます。
au損保の自転車保険は、自転車事故を含む交通事故によるご自身のケガを補償します。さらに、「自転車に乗っている間の事故」または「自転車に乗っていないときに運行中の自転車と衝突・接触した事故」によってケガを被った場合、死亡保険金、後遺障害保険金、入院一時金、入院保険金、手術保険金および通院保険金を2倍にしてお支払いします。

その他、付帯サービス

自転車保険の付帯サービスは、各保険会社によって様々です。
au損保の自転車保険は、示談代行サービスやロードサービス、ご契約者様限定で利用ができる無料アプリ「自転車の日」などが付帯しています。

au損保の自転車保険の補償内容に関するさらに詳しい情報はこちら

au損保「自転車向け保険|補償内容とサービス」

乗る頻度はどのくらいか

毎日の通勤通学に自転車を使っている人もいれば、1週間に1度・1カ月に1度程度しか自転車に乗らない人もいます。
自転車に乗る頻度が高いと事故のリスクも高まるため、備えを厚くしておくのも1つの手です。
まず、自分の事故や後遺障害に対する備えは欠かせません。通院時はもちろん、入院時のことに備えて手厚い保険に入ると安心です。
加えて、万が一事故を起こした場合の相手への支払いに備え「個人賠償責任」の補償を手厚くしておくと、高額賠償請求への備えとなります。
先述したように、未成年であっても、自転車事故を起こした場合、高額な賠償責任が命じられます。自転車の利用者が未成年だからといって、油断は禁物です。
自転車に乗る頻度が高い場合は、補償が厚く、万が一事故を起こした場合に24時間いつでも電話やWebから連絡できる保険を検討しましょう。

自分に適した自転車保険を選ぼう

本記事では自転車保険の加入方法や自転車保険を選ぶ時のポイントについて解説しました。
自転車保険はインターネットやコンビニ、サイクルショップなどで加入することができます。ご自身に適した入り方を検討しましょう。
また、自転車保険を選ぶ際には相手への賠償額の上限や自分のケガに対する補償、他の保険との重複などを考慮して決めましょう。
自転車保険は、比較的少額な保険料で安心を得ることができる保険です。万が一のことを考えて、積極的に検討することをおすすめします。

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au損保の「自転車向け保険Bycle」は、保険料が月々340円からのお手頃価格です。自転車事故を含む交通事故による自分自身のケガが補償されています。
加えて、自転車事故でケガをした場合、保険金が2倍になります。
自転車事故はいつどこで起きるか分かりません。事故の連絡はWEBや電話から24時間365日、いつでも受け付けており、全国ほとんどの地域で対応しています。
さらに、自転車ロードサービスも付いてきます。これは、電動アシスト自転車のバッテリー切れやタイヤのパンク、チェーン切れなどが起きた場合、無料で自転車を搬送してくれるサービスです(50km以内、年4回まで利用可能)。
自転車保険の加入について検討している方は、保険料がお手頃価格で補償内容が充実しているau損保の「自転車向け保険Bycle」を検討してください。

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