では次に、実際に安全に走るための「乗り方」を教えてもらえますか？

安全への配慮や、危険を伴わないスピード感覚は、実は乗り慣れれば自然と身につくものなんです。

どうすれば「乗り慣れる」のでしょう？

まずは、無理なく乗ることのできるバイクポジションをつかむことが第一ですね。

バイクポジション？

はい、そうです。乗っていてフラつくというのは、バイクのポジションが合っていなくて体を支えきれないために起こります。
自転車は、前後のタイヤ、左右のペダル、サドルとハンドルでバランスを取って走る複雑な乗り物です。

改めて言われるとすごいですね。

二本足で歩くよりはるかにバランスを取るのが難しいので、自分のサイズに合った自転車の適正なポジションで乗ることが重要なんです。
正しいポジションは、安全に直結する基本の基本であることをいつも忘れずにいてほしいですね。

正しいポジションはどうやって見つければよいでしょうか？

なかなか自分一人ではポジションや適正な自転車のサイズはわからないもの。
僕も乗り始めた時には上級者やベテランの方と一緒に走りながらいろいろ教えてもらいました。
自転車屋さんでポジションをみてもらうのも同じ効果があるので、安全に走るために一度見てもらうのはいいことです。

早速いってみます！

ちなみにプロ選手はポジションにすごくシビアなんです。
サドルが 1mm 下がっただけでも（！）気づきます。
それくらいバイクのポジションが、ライドやレースにおいても重要な位置を占めているんです。