【犬種別】子犬の飼い方|共働きなどで留守番させる際のコツや注意点とは

子犬を飼いたいと思っている人はたくさんいると思いますが、命を一つ預かるというのは責任重大であり、正しい知識と入念な準備が必要です。
この記事では、子犬の飼い方に関する具体的な知識を解説していきます。
最後まで読むことで、事前に揃えるべき道具から、飼い始めた直後にやるべきこと、家で留守番させる際に注意すべきことまで、しっかり理解できるようになるでしょう。

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子犬を飼うときに必要なグッズ

子犬を迎え入れると決まったら、事前に必要なグッズを揃えておきましょう。事前に揃えておくべきグッズはこちらです。


子犬を飼っていく中でのちのち必要になるグッズは下記の通りです。

子犬の健康管理の具体的な方法

子犬の時期はまだ体温調節が苦手な上、とても繊細であるため、健康管理には細心の注意を払う必要があります。
ここでは、子犬がおうちに来た後に飼い主ができる健康管理について具体的に解説していきます。

なるべく早く健康診断を受けさせる

子犬を飼い始めたら、できるだけ早く動物病院へ連れて行き、健康診断を受けさせましょう。
子犬は病気に対する免疫がないため、感染症を起こしてしまう可能性が高く、お腹に寄生虫がいたりする可能性があります。また、生まれつきの疾患を持っている場合もありますので、早めに獣医師に相談し、診察を受けさせ安心して生活を送れるようにしましょう。

ドッグフードの与え方

まずはペットショップやブリーダーに話を聞き、どのような食事を与えていたかを確認しましょう。
急にフードを変えてしまうと、お腹をこわしてしまう場合もあります。慣れてきたら、少しずつ新しいものに切り替える方法がおすすめです。
子犬はまだ消化する力が弱いので、ドライフードをふやかしたものを与える場合が多いのですが、歯の生え代わり時期などに合わせたあげ方を、獣医師に相談してみてください。
また、子犬の時期は血糖値が上下しやすいため、1日に3~4回に分けて与えることも大切です。

ワクチン接種

子犬のワクチン接種は大きく分けて二種類があります。
ひとつは伝染病予防に欠かせない「混合ワクチン」。それから、義務として必ず行わなければならない「狂犬病予防接種」の二種類です。

混合ワクチン

混合ワクチンで防ぐことができる病気には、以下のようなものがあります。

このうちの何種類が含まれた混合ワクチンを取り扱っているかは、動物病院によって様々です。獣医師とよくご相談の上、接種されると良いでしょう。
また、接種の際にアナフィラキシーショックという身体の反応が起きることがまれにありますので、こちらについても、獣医師の説明をよく聞いておくと安心ですね。
抗体を作るため、子犬の混合ワクチンは生後90日前後を目安に3回の接種を勧めている動物病院が多いです。
その後は年に1回の接種というスケジュールになっています。

狂犬病予防接種

もう一つの狂犬病予防接種については、年に1回受けることが法律によって義務化されています。
狂犬病予防接種の摂取時期は生後91日を過ぎてからとなっています。しかし、狂犬病予防接種と混合ワクチンの時期が重なる場合には、子犬の身体の負担を避けるために、間隔をあけて別々に接種することが多いです。
狂犬病予防接種は、毎年春に各市町村で定められた場所での集合注射もあります。自治体などから補助金が出る場合もあるので、一度問い合わせをしてみるといいですね。
伝染病混合ワクチン、狂犬病のどちらも、接種した後に接種証明書や鑑札が発行されますが、無くさないように保管しておく必要があるのでご注意ください。

家に誰もいない状態が多い家庭での子犬の飼い方

子犬を飼いたいけれど共働きだから無理かもしれない、家に誰もいない状況が多いので犬に寂しい思いをさせてしまうかも、と考えている人も多いことでしょう。
しかし諦める必要はありません。しっかりとポイントを押さえていれば、子犬に過度な負担をかけることなく飼育していくことが可能です。
ここでは、そのために必要な知識を解説していきます。

家に誰もいない状態が多い家庭で子犬を飼うための条件

家に誰もいない状態が多い家庭で子犬を飼うということは、子犬が一頭だけで自宅にいる時間が長いということです。
なるべくさみしい思いをさせないために必要な条件は、以下の3つです。

犬種によっては、留守番の間に家を散らかしてしまったり、ストレスを感じて体調を崩してしまったりすることもあります。
一人遊びが得意、独立心が強いなどの留守番しやすい性格の犬種を選びましょう。
そして、留守番している間に子犬が動き回れるように、ある程度広い空間を用意することも必要です。
吠えにくい犬種を選ぶことも重要です。ペットOKの建物であっても、留守番中に子犬がずっと吠えているようでは、近所迷惑となりトラブルに発展しかねません。
なるべくおとなしい性格の犬種を選んでおくべきでしょう。また、子犬に限らず、すでに吠えにくい性格を持った成犬を飼うのもひとつの方法です。

家に誰もいない状態が多い家庭で子犬を飼う時に注意する点

共働きなど、家に誰もいない状態が多い場合は、事前の下調べや一定のスケジュールの確保、平日と休日のメリハリなどが重要になります。
具体的には、以下に注意を払いましょう。

子犬に留守番させるコツ

子犬に留守番をさせるコツとしては、以下の5点が挙げられます。

まず、キッチン等に不用意に入らせないために、ケージやサークルを用意しておくことをおすすめします。
しかし、狭すぎるサークルはNGです。思うように動くことができず、留守番中にストレスを溜めてしまいます。
犬は熱中症にかかりやすい動物なので、室温は適切に保ち、真夏には特に注意してください。
犬の食事や給水に在宅タイミングを合わせることが難しいという場合は、自動給餌器や給水器などの便利グッズを探してみると良いでしょう。
また、見守りカメラが役に立つ場合もあります。オフィスや外出先からいつでもスマートフォンなどの端末で犬の様子を見ることができる安心感や、嘔吐やお腹を壊している場合には、いつ、どんなタイミングでそうなってしまったのかを把握することができます。

犬種別|子犬の飼い方

犬は犬種によって性格が異なり、注意すべき点も異なってきます。ここでは、人気があって飼育しやすい3つの犬種について、飼い方のコツを解説していきます。

チワワ

可愛い見た目が特徴的なチワワは、警戒心が強めの犬種です。よく言えば勇敢ですが、悪く言えば無謀であるとも言えます。知らない人や他の犬に触れさせる際には、急に接近させたりせず気を遣ってあげることが大切です。
主人に忠実で愛情深いですが、いつも一緒にいなければ気が済まないという性格ではありません。そのため、留守番に比較的向いている犬種と言えます。

パグ

見た目が愛らしいパグは、性格も温和な傾向です。そのため、吠えることがあまりなくマンションやアパートなどの賃貸住宅でも飼いやすい犬種であると言われています。
ただし、気温の変化に弱い体質なので、留守番中の温度管理には十分に気をつける必要があります。

フレンチブル

フレンチブルはおしゃれでかわいい人気の犬種です。あまりベタベタと甘えるのが好きではないため、ある程度の留守番も得意な犬種とされています。
暑さや寒さに弱いため、冷暖房の管理をきちんとしてあげましょう。また、活発な面も持ち合わせているため、散歩などの運動で適度にストレスを発散させてあげましょう。

子犬の飼い方について心配な点は専門家へ相談しよう

子犬に何か異常があったとき、あるいは飼育していくにあたって悩みがあるときには、犬を飼っている知り合いや専門家に相談をしましょう。
子犬を飼うためには、事前の準備が大切です。一通りのことをきちんと押さえておけば、安心して迎えることができるでしょう。
また、子犬は病気や怪我で治療が必要になることも考えられます。犬を飼うときは万が一に備えてペット保険も検討しましょう。この記事が子犬を迎え入れる方の参考になれば幸いです。

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この記事の監修者

岩井ゆかりさん

岩井ゆかりさん

日本ペット栄養学会認定 ペット栄養管理士や、ジャパンケネルクラブ公認訓練士などの資格を持ち、ペット損害保険会社に10年在籍するなど、キャリアの多くを犬や猫などペットにまつわる業務に従事して過ごす。

岩井ゆかりさん

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