ペット保険の免責ってなに?免責金額や免責期間、免責事由など徹底解説
自動車保険や火災保険などで「免責」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。同じようにペット保険にも免責が存在します。
ペット保険に加入する際、この「免責」についてしっかりと確認しておくことで、より愛犬や愛猫にふさわしいペット保険を選択することができるでしょう。
本記事では、ペット保険においての免責金額や免責期間、免責事由の意味などについてご紹介します。「免責という言葉は聞いたことがあるけれど、実際にはよく分からない」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の監修者

岩井ゆかりさん
日本ペット栄養学会認定 ペット栄養管理士や、ジャパンケネルクラブ公認訓練士などの資格を持ち、ペット損害保険会社に10年在籍するなど、キャリアの多くを犬や猫などペットにまつわる業務に従事して過ごす。

ペット保険の免責とは
一般に免責とは、損害が発生しても保険会社が保険金支払責任を負わない場合のことを指します。
ペット保険にもこの免責の制度が設けられており、一定の条件で保険会社から加入者である飼い主に保険金を支払うことができないケースがあります。
ペット保険への加入を検討する際は、各保険会社で定められている免責事項を確認する必要があります。ペット保険の場合、加入してからの一定期間を免責期間と定めており、その間の病気等が補償の対象外となる場合があります。
他にも先天性の病気や、加入前から実は病気にかかっていた場合も、免責事項の対象になる場合があります。
万が一の際に保険金が支払われないということがないように、免責についてしっかりと確認してからペット保険を検討することが大切です。
ペット保険の免責金額とは
ペット保険の中には、免責金額付き保険プランというものがあります。これは、治療費の一定額部分について、契約者である飼い主が自己負担する金額のことを指します。
保険会社のプランによっては、契約時に負担する金額が設定されている場合があります。
免責金額があらかじめ設定されている保険プランでは、動物病院からの請求が、定められた免責金額を下回った場合は保険金が支払われません(または窓口で保険が適用されない)。
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関連ページ:au損保「保険金の受け取り額を徹底解説」
免責金額の計算方法(一例)
- 動物病院からの請求書の合計:460,000円
- ペット保険の補償割合:70%
- 免責金額:5,000円
例えば、上記の条件でペット保険に加入している場合、実際に飼い主が支払う医療費は次のような計算となります。
460,000円(動物病院からの請求の合計)−5,000円(免責金額)=455,000円
455,000円 ×70%(ペット保険の補償割合)=318,500円(保険金)
460,000円(動物病院からの請求の合計)−318,500円(保険金)=141,500円
このペット保険のプランでは、動物病院からの請求金額から免責金額を引いた455,000円の70%である318,500円が保険金として支払われるため、実際に飼い主が支払う治療費は141,500円になります。
ペット保険の免責期間とは
ペット保険の免責期間とは、保険金が支払われない一定期間を指します。免責期間があるのは、保険加入前にかかっていた病気についての潜伏期間を考慮する意味合いで設定されています。
免責期間はペット保険によってさまざまですが、例えばau損保のペットの保険の場合、病気を発症しても保険金が支払われない待機期間として、保険開始日※からの30日が設定されています(ケガの場合はこの限りではありません)。
※保険開始日は、1~20日までに加入すると翌月1日、20日以降に加入すると翌々月1日となります。
本来、ペット保険はペットが健康な状態で加入するということが前提にあります。ペット保険に免責期間が設けられている理由としては、ペット保険加入前にかかっていた病気の潜伏期間を考慮するためです。
au損保のペットの保険の免責期間に関するさらに詳しい情報は、下記ページをご参照ください。
関連ページ:au損保「ペットの保険|保険開始日と待機期間」
ペット保険の免責事由とは
ペット保険の免責事由とは、保険会社が保険金を支払うことができないケースのことを指します。免責事由の内容は保険会社によって異なりますが、あらかじめ定められていることがほとんどです。
一般的なペット保険の場合は、以下のような項目が免責事由となるケースが多いです。
- 先天性の病気
- 飼い主の過失によるケガ
- 自然災害によるケガ
- 予防接種
- 避妊・去勢手術にかかる費用(病気の予防を目的とした施術を含む)
ペット保険に加入する際は、免責事由も確認しながら検討することが大切です。
au損保のペットの保険の場合、加入前からの病気やケガ、歯科治療、ワクチン接種、健康診断、不妊手術、避妊手術、妊娠や出産にかかる費用などが免責事由となっているためご注意ください。
その他、au損保のペットの保険の免責事由に関する詳しい内容は、下記ページをご確認ください。
ペット保険加入のメリットは医療費の補償だけではない
ペット保険へ加入するメリットは医療費の補償だけではありません。ペット保険ごとに用意されているさまざまな付帯サービスも比較するポイントの1つです。
例えばau損保のペットの保険の場合、以下のようなサービスを利用することができます。
- 獣医師に24時間365日無料で電話相談できる「かかりつけ獣医師ダイヤル」
- 近くの動物病院の確認、トリミングサロン・ドッグランなどのペット施設の検索、かかりつけ獣医師ダイヤルへの直接電話が可能な無料アプリ「ペットの家」
利用できるサービスは保険会社によって異なるため、ペット保険へ加入する際は、医療費の補償だけでなく付帯サービスにも注目しましょう。
ペット保険の選び方
ペット保険を選ぶ際、ペットの種類や年齢、持病などによって適切なペット保険が異なります。ペット保険の選び方としては、メインとなる補償内容や月額保険料の比較はもちろん、付帯サービスや免責の比較も忘れずに行うことが大切です。
ペット保険をうまく活用することで、家族の一員であるペットに万が一のことがあった時も冷静に対応することができるでしょう。
ペット保険の選び方に関する詳しい情報は、下記記事も参考にしてみてください。
ペット保険の免責を正しく理解し、自身に適した保険を選ぼう
本記事では、ペット保険においての免責金額や免責期間、免責事由の意味などについてご紹介しました。
ペット保険に加入する際は、補償内容や付帯サービスはもちろん、免責の内容もしっかりと確認し検討しましょう。
病気になってからだとペット保険に加入できないケースもあるため、ペットを迎え入れたらすぐにペット保険に加入するのがおすすめです。
ペットの種類や年齢、なりやすい病気などを考慮した上で免責事項を確認することで、ペットと飼い主にとって適切なペット保険選びを行うことができるでしょう。
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