KDDI、au損害保険は、2019年3月19日より、自転車ながらスマホの撲滅、および高額賠償の備えに関する意識向上を図るため「自転車安全・安心プロジェクト第3弾」(以下「本プロジェクト」)を開始します。
本プロジェクトでは、自転車乗用中の交通事故が多い高校生に対し(注1)、社会課題となっている自転車ながらスマホを防ぐ方法を考えることを目的として、「自転車ながらスマホを防ぐVR授業キット」(以下 VR授業キット)を制作しました。

VR授業キットは、自転車ながらスマホ時と、通常の自転車運転時の視野やブレーキ反応速度の比較を疑似体験できるVRコンテンツ「STOP! 自転車ながらスマホ体験VR」と、自転車事故の危険性や高額賠償への備えの必要性などを伝える「スライドムービー」、自転車ながらスマホの防止アイデアを考える「ワークショップ」の全50分間で構成されています。これにより、学校の先生は、通常授業の一環としてVR授業キットを活用いただけるほか、生徒もリアルな体験を通じて、「ながらスマホ」の危険性を自発的に考えることができるようになります。
本日2019年3月19日、神奈川県の鶴見大学附属高等学校にてVR授業キットを活用した授業を実施しました。KDDIとau損保は、今後、全国の学校の依頼に応じてVR授業キットを貸与し、自転車ながらスマホ撲滅に向けた啓発活動を行っていきます。
今後も、KDDI、au損保は、「自転車安全・安心プロジェクト」(注2)の展開を通じて、自転車を安全・安心に利用できる社会の実現を目指していきます。
詳細は別紙をご参照ください。
<別紙>
■自転車安全・安心プロジェクトについて
自転車ながらスマホの撲滅、高額賠償の備えに関する意識向上を図るため、KDDI、au損保は、2017年9月より、さまざまな活動を実施しています。
自転車安全・安心プロジェクト第1弾はこちら
(http://news.kddi.com/kddi/corporate/csr-topic/2017/09/29/2719.html)
自転車安全・安心プロジェクト第2弾はこちら
(https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2018/03/20/3026.html)
■自転車ながらスマホを防ぐVR授業キット
1.概要
VR授業キットは、「スライドムービー」と本プロジェクトで制作した「STOP! 自転車ながらスマホ体験VR」、「ワークショップ」をセットにした「自転車ながらスマホの危険性を学ぶための授業(50分)」で構成されています。学校の先生ご自身で簡単に授業を実施でき、また生徒は、社会課題である「自転車ながらスマホ」をリアルに体験しながら、その危険性や問題点を考えることができます。
2.授業構成
項目 | 時間 | 内容 |
---|---|---|
導入 | 5分 | 授業の趣旨、進行概要を説明 |
スライドムービー | 10分 | 自転車ながらスマホに関する社会課題を学ぶ動画の視聴 |
VR体験・ ワークショップ |
30分 | ・VRを活用した自転車ながらスマホ体験 ・VR体験、動画視聴、による気付きを意見交換 |
まとめ | 5分 | 授業の総括 |
(1)スライドムービー
3部構成の動画で「自転車ながらスマホ」の実態と事故事例、自転車走行中の危険性、高額賠償への備えの必要性などを学びます。
第1部 スマホの普及と課題
第2部 自転車ながらスマホの事故
第3部 まとめと対策
(2)VR体験
「STOP! 自転車ながらスマホ体験VR」で自転車ながらスマホ時と、通常の自転車運転時の視野や反応速度の比較を体験することができます。歩行者の飛び出しに対して、付属のリモコンでブレーキをかけ、ブレーキ反応速度の違いを確認することができ、ブレーキ反応速度が遅いと歩行者に衝突する画面が表示されます。

(3)ワークショップ
VR体験、動画視聴を通じ、自転車ながらスマホの問題点や危険性、また自転車ながらスマホを減らすために自分たちが出来ることを考える「ワークショップ」です。
(注1)出典:警察庁交通局「児童・生徒の交通事故」(平成30年3月22日)
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/anzenundou/jidou-seitojiko.pdf
(注2)「自転車安全・安心プロジェクト」(https://www.kddi.com/corporate/csr/anshin-pj/)
以上