さらなる安全を手にするために他にアドバイスはありますか？

これまでは、安全な乗り方について紹介しましたが、それはキチンと整備された自転車に乗るという大前提があってのこと。

｢整備」と聞くと難しそうです。

いいえ。まずは、バイクは外で雨ざらしにしないでなるべく室内やそれに相当する環境で保管することから始めましょう。
バイクの傷み方が全然違いますから。

なるほど。他に簡単に整備できる箇所は？

タイヤは必ず適正な空気圧で！
空気を入れる手間を惜しんでつい一回で大量に入れがちですが、空気でパンパンのタイヤはグリップしないで落車の原因になります。
また、空気圧が低いとパンクの原因にもなってしまいます。
面倒がらずに毎回走る前に適正な空気圧にする習慣をぜひ！

ありがとうございます。最後にメッセージを。

当然のことですが、選手がレースをゴールするためには、まず安全に走りきらなければいけません。
その意味でプロ選手は安全を糧としているわけですが、それはロードバイクに乗る全ての人も同様ですよね。
仕事や学校に行けなくなっては、自転車に乗ること自体ができなくなる可能性があるわけで。
自分の力を知って、無理をしないで走るのが一番安全に走るコツなのです。
これからサイクリストにとっていい季節がやってきます。
みなさん、日本の春のライドを安全に楽しんでくださいね！