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2020年6月4日

~新しい生活様式「自転車通勤」
新型コロナ前はどうだった?~
会社で自転車通勤を認められている人 50.1%

au損害保険株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山田隆章、以下、au損保)は、東京都在住で週1回以上自転車を利用している会社員を対象に、自転車通勤の実施率やその実態を調査しました。

環境に優しい、交通渋滞を緩和する、健康の維持増進に役立つなど、近年注目を集めている自転車通勤。一方で、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大により、また新たなメリットが見いだされています。政府から発表された「新しい生活様式」では、いわゆる「三密(密閉、密集、密接)」を避けるため、公共交通機関と徒歩や自転車の併用が示されました。新型コロナウイルスとの共存を図らざるをえない現状において、自転車はより適合した移動手段となりそうです。
また、国土交通省は2020年4月3日、自転車通勤を推進する企業・団体を認証する制度「『自転車通勤推進企業』宣言プロジェクト」を発表し、自転車通勤の活用を勧めています。

そこで、自転車保険を取り扱うau損保が、「どれくらいの人が、会社から自転車通勤を認められているの?」、「自転車通勤をする理由は?」、「自転車通勤の距離は?」といった質問を、緊急事態宣言下ではなく平常時の行動を基に回収・分析しました。

※本調査における「自転車通勤」は、週に一日以上、自宅から勤務先まで自転車で通勤していることを指します。自宅から最寄り駅まで、また勤務先の最寄り駅から勤務先まで自転車を使っている場合等は含みません。

●会社で自転車通勤を認められている人 50.1% うち自転車通勤している人は45.1%

東京都内で自転車を利用している会社員の男女1,500人に、勤務先では自転車通勤を認められているか尋ねたところ、「認められている」と答えた人が50.1%(752人)と過半数を超えました。「認められていない」が36.2%(543人)、「分からない」が13.7%(205人)でした。
会社で認められていると答えた752人に、実際に自転車通勤をしているか尋ねたところ、45.1%(339人)が通勤に自転車を使っていることが分かりました。
また会社で「認められていない」、「分からない」と答えた748人に、もし認められていたら自転車通勤をしたいか尋ねたところ、「したくない」55.3%(414人)、「したい」28.9%(216人)、「分からない」15.8%(118人)でした。

●自転車通勤をしている人の理由  トップは「職場が近いから」36.3%

自転車通勤をしている人(339人)にその理由を尋ねたところ、「職場が近いから」36.3%(123人)で1位となりました。次いで「満員電車が嫌だから」19.5%(66人)、「健康のため(ダイエット含む)」13.0%(44人)、「ストレス解消」10.3%(35人)、「交通費を浮かすため(会社から支給されない)」6.5%(22人)、「自転車に乗ることが好きだから」5.6%(19人)、「通勤途中に立ち寄れる場所が増えるから」3.8%(13人)となりました。「会社が推奨しているから」は1.5%(5人)となり、用意した選択肢の中では最も低い結果となりました。国土交通省は自転車通勤を推進する企業・団体を認証する制度を始め、企業に従業員への自転車通勤を促していますが、会社の推奨によって自転車通勤をする人は少なく、個人的な理由によって選択する人が大半なようです。
また中には「震災を経験し、電車が止まっても帰れるメリットを考えて」、「緊急事態の時に素早く移動できる」等の理由もありました。

●自転車通勤未実施だけどしてみたい理由  1位は「満員電車が嫌だから」41.7%

会社で認められていない、もしくは認められているか分からないものの、もし認められたら自転車通勤をしたいという人(216人)にその理由を尋ねたところ、「満員電車が嫌だから」41.7%(90人)が1位となりました。日頃混雑した電車に乗っている人は、自転車通勤に憧れるようです。次いで「健康のため(ダイエット含む)」20.8%(45人)、「職場が近いから」10.2%(22人)、「ストレス解消」8.8%(19人)、「自転車に乗ることが好きだから」7.9%(17人)、「交通費を浮かすため(会社から支給されない)」6.9%(15人)、「通勤途中に立ち寄れる場所が増えるから」2.8%(6人)となりました。

●自転車通勤の距離 「3キロ未満」が35.1%で1位 短距離での利用が多い

自転車通勤をしている人(339人)に、その距離を尋ねたところ、「3キロ未満」35.1%(119人)がトップとなりました。次いで「3~7キロ未満」30.7%(104人)、「7~10キロ未満」21.2%(72人)、「10~12キロ未満」5.9%(20人)、「15キロ以上」4.1%(14人)、「12~15キロ未満」3.0%(10人)となり、短い通勤距離で自転車を利用している人が多いことが分かりました。しかし中には15キロ以上という長距離でも、自転車通勤をしている人もいるようです。

●自転車通勤で困るのは「雨や雪が降ること」56.0%  点検行う人多数

自転車通勤をしている人(339人)に困ったことを聞いたところ、「雨や雪が降ること」が56.0%(190人)で過半数を占めました。次いで「事故の危険がある」16.2%(55人)、「故障して帰れなくなった」5.0%(17人)、「会社に着いたら疲れてしまっている」3.5%(12人)、「朝早く起きるのがつらい」3.2%(11人)、「自転車を停める場所がない」2.4%(8人)、「身だしなみが崩れてしまう」2.4%(8人)、「多くの荷物を運ぶことができない」2.1%(7人)となりました。
また自転車通勤を快適にするために気をつけていることを尋ねると(自由回答)、「事故を起こさないよう、交通ルールを守る」、「パンク・空気圧などの自転車の整備・点検を小まめに行う」などの声が多数集まりました。

以上、自転車通勤のメリットが分かった一方、中には故障等で困った方もいることが分かりました。au損保の『自転車向け保険』には、故障や事故の際に自転車を50Km以内の希望の場所まで無料搬送する「自転車ロードサービス」が付いているので、万が一に備え、加入しておくと安心です。

今回の調査では、緊急事態宣言前の平常時の段階で、東京都内では自転車利用者の過半数が勤務先から自転車による通勤が認められていると回答しました。『新しい生活様式』で「自転車の利用」が提示されたことにより、今後自転車通勤を推奨する企業がさらに増えるかもしれません。au損保では今後も、新型コロナウイルスの感染拡大が通勤形態に与えた影響について調査を実施する予定です。

au損保は、これからもスマホを中心とした保険・サービスの提供等を通じて、皆さまのライフスタイルに寄り添い、安心・安全な毎日をサポートしてまいります。

以上

【調査概要】※au損保調べ

調査方法:
インターネットによるアンケート調査
対象者:
自転車に週一度以上乗っている会社員
対象地域:
東京都
回答者数:
1,500人
実施時期:
2020年5月1日~2020年5月3日(本調査の回答者には、緊急事態宣言下ではなく平常時の行動を基にご回答いただきました)
※n=母集団のデータの数
※本調査では小数点第2位以下を四捨五入しています。